P.ジェイコブソン、36ホールのデスマッチを制しメジャー初優勝
USPGAチャンピオンズツアー
ピーター・ジェイコブソン(米)が、臀部手術後の痛みを乗り越えて36ホールの過酷な戦いを制した。
チャンピオンズツアーメジャー3連戦の最後を飾る全米シニアオープン最終日(現地時間1日、ミズーリ州セントルイス、ベルリーブCC)は、2日目の豪雨中止を受けて36ホールの決勝ラウンドが行われた。
ジェイコブソンは4月に臀部の手術を受け、全快とはいえない身体。18ホール歩くことに不安を抱えており、通常の同ツアー競技とは違いカート使用が認められていない今大会での最終日36ホールは最悪の事態だ。しかしこれを50歳の“若さ”で乗り切った。
午前中の第3ラウンドを2アンダーで回ったジェイコブソンは通算9アンダー。首位のトム・カイト(米)に2打差で午後の最終ラウンドに突入した。36ホールをプレーするため変則的なティータイムを余儀なくされた2人は、前後の組でプレー。ジェイコブソンが6番ボギーとした時点で、4番イーグルで勢いづくカイトは通算13アンダー。3打のリードを許していた。
ところが、このままでは終わらない。忍耐強くプレーするジェイコブソンの前で、カイトが終盤に崩れ出す。通算14アンダーまでスコアを伸ばしながら15、16番で連続ボギー。通算12アンダーで並んだまま、最終18番に突入した。そして先にプレーするカイトは、ティーショットをバンカーに入れて痛恨のダブルボギー。これを見ていたジェイコブソンは落ち着いてパーセーブし見事優勝を飾った。
結局、ヘイル・アーウィン(米)にも抜かれて3位タイとなったカイトは、先週の全英シニアオープンでも優勝争いを演じていながら、無名のクラブプロ、ピート・オークレー(米)に1打差で敗れており、2週連続での苦杯をなめた。
日本人で唯一人出場していた飯合肇は、8オーバー79を叩き通算11オーバーで50位タイに終わった。