今季初Vが欲しいD.ラブIII
USPGAツアー
デービス・ラブIII(米)が、家族に捧げる今季初優勝を狙っている。
ディフェンディング・チャンピオンとして米ツアー、ジ・インターナショナル(現地時間5〜8日、コロラド州キャッスルロック、キャッスルパインズGC)に臨むラブIIIは、今季まずまずの成績を挙げながら未勝利。開幕直後のソニー・オープン・イン・ハワイで3位となった後、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権ではタイガー・ウッズ(米)との決勝に敗れて準優勝。翌週のザ・ホンダ・クラシックでは2位、マスターズも6位タイと順調な滑り出しを見せた。
ところがその後、足踏み状態が続き、全米オープンで予選落ち。しかし「全米オープンでひどいゴルフをして、そこから立ち直るのはいつものことさ」と笑い飛ばすとおりに、ウエスタン・オープン、全英オープンと出場した最近の2試合にトップ10入りして復調気配だ。
それだけに、ステーブルフォード方式(アルバトロス8点、イーグル5点、バーディ2点、パー0点、ボギーマイナス1点、ダブルボギー以上マイナス3点のポイントシステム)の今大会で、得意の攻撃ゴルフを見せて今季初勝利を収めたい。
しかしラブIIIが今大会で勝ちたいのには別のわけがある。好調だった昨年、義弟でマネージャーも務めていたジェフ・ナイト氏がラブIIIの財産の一部を使い込んだ挙句に猟銃自殺。自らその第一発見者になってしまい精神的に打ちのめされたが、その後、初めて優勝したのが昨年のこの大会。つまり立ち直りのきっかけをくれたトーナメントだからだ。
加えてラブIIIのスキャンダルはこれにとどまらず、ロビン夫人との破局の噂がゴルフ界を駆け巡り、夫人と2人の子供達を傷つけた。夫婦はその後も円満だが夫として、父として、家族の絆を深めるためにも自分がいいプレーをしたいという気持ちが今季初優勝へと駆り立てている。
もちろん、次週の全米プロゴルフ選手権を睨んだアーニー・エルス(南ア)や、復帰2戦目のデビッド・デュバル(米)、ジェイ&ビルのハース父子(米)、そして日本の宮瀬博文も出場。それぞれがラブのIII隙をうかがっている。