荒天の中4人首位並走、ジェットは無念の予選落ち
USPGAチャンピオンズツアー
北アイルランドらしい雨と風が牙を剥き、いよいよサバイバルレースの様相を呈してきた。
米チャンピオンズツアーと欧州シニアツアー共同開催のメジャートーナメント、全英シニアオープン(北アイルランド、ポートラッシュ、ロイヤル・ポートラッシュGC)は現地時間の23日、強い風と雨が吹き付ける難コンディションのなか第2ラウンドの競技を行い、通算3アンダーで4人が首位に並ぶ混戦模様の展開となった。
トップに立ったのは昨年プレーオフで敗れたカール・メイソン(英)、今季2月のチャンピオンズツアーデビュー戦でいきなり優勝を飾ったマーク・マクナルティ(アイルランド)、そしてアメリカ人コンビのドン・プーリー(米)とピート・オークレイ(米)、以上4人。マクナルティは少し前までジンバブエ国籍で戦っていたが、先頃母の故郷であるアイルランドの市民権を獲ったばかり。今回はいわば新しい祖国でのお披露目ともいえる大会で、3アンダー69の好スコアをマークし首位グループの一角を担った。
しかし「前半の調子だと、もっと行けるかと思ったのに」とマクナルティは69のスコアにも不満顔。15番までに5バーディを奪いながら、16番、18番と肝心の上がりホールでボギーを叩き単独トップを逃したためで「いい形で締めくくりたかった」と終盤の失速を悔しがった。
1打差の5位タイにマーク・ジェームス(英)、トム・カイト(米)らが続き、トータルイーブンパーの8位タイに初日首位タイのエドアルド・ロメロ(アルゼンチン)らがつけている。またディフェンディング・チャンピオンのトム・ワトソン(米)は通算5オーバー33位タイで決勝ラウンドに進出した。
日本勢はこの日イーブンパーにスコアをまとめた海老原清治がトータル3オーバーで20位タイにつけたのが最高。現在欧州シニアツアー賞金ランク4位につける海老原だけに、強風の難コースでも慌てず手堅いプレーに徹することができた。その他初日12位タイの歴代チャンピオン、須貝昇はこの日4オーバー76を叩き通算4オーバーで27位タイに後退。未だエンジンのかかっていない青木功は通算7オーバー、50位タイ止まり。
一方慣れないリンクスに手こずったのがルーキーの尾崎健夫だ。14番パー3ではティーショットを深いラフに入れ、左打ちを試みるもボールは言うことを聞かず、結局トリプルボギーを叩くなど、この日だけで13オーバー85の大乱調。トータル17オーバーとし、ドラゴン滝(滝安史)と同じ117位タイで予選落ちを喫している。