自信満々のP.ミケルソン、タイガーは元コーチと和解?
USPGAツアー
第133回全英オープンが現地時間の15日(日本時間15日午後)、スコットランドのロイヤル・トゥルーンGCでいよいよ開幕する。
点在するブッシュ、どこに跳ねるかわからない硬いフェアウェイ、そして吹きつける海からの風。ゴルフの原点でもある自然との闘い、リンクスに挑む156人の中で、最も自信を持って乗り込んできたのは、マスターズ王者のフィル・ミケルソン(米)だ。
これまで、全英オープンには11回出場しているが、2000年大会の11位タイが最高で、アンダーパーフィニッシュもこの1回きりと、他のメジャーに比べて苦手の感があった。しかし今回は、「これまでの全英オープンでのプレーに誇りは持っているけど、良かったとはいえない。でも、今年は本当に違うんだ。大きな自信を持って臨んでいるからね」と胸を張って開幕に備えている。
この自信を裏付けているのは、マスターズでメジャー初Vを飾った事実と、全英のコンディションに近いといわれた1か月前の全米オープンでの実績だ。最後の最後でレティーフ・グーセン(南ア)に敗れたものの、出場選手の大半からブーイングが出たほど硬いグリーンとフェアウェイを忍耐強くプレーし、ほぼこれを攻略。もはやリンクスは怖くないというわけだ。
加えて豊富な練習量がこれを裏打ちする。スイングコーチのリック・スミス氏とショットの安定をはかり、ショートゲームのカリスマ、デーブ・ペルツ氏とともに、天才といわれるその技に磨きをかけており、アーニー・エルス(南ア)と、本命を争うのもうなずける。
一方、8大会続けてメジャータイトルから遠ざかっているタイガー・ウッズ(米)にも、吉兆が見え隠れする。アマチュア時代からスイングコーチとしてタッグを組んでいたものの、2年ほど前から関係が悪化していたブッチ・ハーモン氏との意外な光景が目撃された。全米オープンでマスコミを通じてスイングについて批判した同氏に激怒していたタイガーだが、練習日に同氏と笑顔で再会。会話も交わす雪解けムードが見られた。
ハーモン氏のコーチ解消以来、メジャーに勝っていないことから、それがスランプの原因と囁かれていたが、かたくなになっていたタイガーの心は開かれた様子。大舞台を前にこれ以上の朗報はなさそうだ。