高橋、亡き次男に捧げる涙の連覇!

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 高橋勝成が、苦闘を切り抜けてプレーオフを制し、涙を流した。

 4打のリードで日本シニアオープン最終日(10月31日、茨城・茨城GC東)を迎えた高橋だったが、1番パー5でいきなりボギーを叩く不吉なスタート。それでも9番でバーディを奪い、フロントナインは何とかパープレーで切り抜けた。

 だが、このまますんなりとは終わらない。12番でティーショットを林に入れてボギーを叩くと、続く13番パー3では、バンカーを渡り歩いてダブルボギー。アッという間にリードを失った。

 結局通算7アンダーで、友利勝良、ビル・ロングミュア(英)とのプレーオフにもつれ込んだが、2ホール目で友利が脱落。3ホール目で高橋がバーディを奪って、ようやく連覇を達成した。

 勝利者インタビューで号泣したのは、今年8月に急性リンパ性白血病で亡くなった次男、勝紀君(享年8歳)を思い出したからだ。「1年前は元気で(優勝)を見てくれたんだけど」と話すが言葉にならない。しばらくたってからようやく「これで妻や長男、何より一番落ち込んできた僕自身の元気につながった」と前向きな言葉を口にした。

 プレーオフで敗れた友利勝良、1打差4位タイの尾崎健夫、2打差6位タイの中嶋常幸、米チャンピオンズツアー帰りの飯合肇らがデビューして、ツアーに活気が生まれた記念すべき今大会。レギュラーツアーにも出場しているルーキー達との優勝争いを、今年8月に54歳になったベテラン高橋が制して存在感を誇示。勝紀君の死で、憔悴しきっていた男が、再び戦いの場に戻ってきた。

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