E.エルス猛攻で首位浮上! タイガーこらえて5打差9位
USPGAツアー
アーニー・エルス(南ア)が怒涛の9バーディ、1ボギーで、ライバル達を蹴散らしてトップに立った。
めまぐるしい天候に見舞われたWGC-アメリカンエキスプレス選手権2日目(現地時間1日、アイルランド、キルケニー、マウントジュリエット・エステート)、世界ランク3位のエルスは鮮やかにバーディを重ねていった。
前日首位のトッド・ハミルトン(米)が「レインウェアやレインパンツを履いたり脱いだり、傘を差したり閉じたりの繰り返し。雪以外はなんでもありだった」と嘆くほどのコンディションの中、エルスはマイペースを貫いた。1番、2番とピタリとピンに寄せると、3番ショートでは、あわやホールインワンのティーショットを放つ。4番では14メートルを放り込み4連続バーディ。全英オープンのプレーオフで敗れたライバル、ハミルトンをあっという間に捕らえ、終わってみれば通算11アンダー。ハミルトン、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)に2打差をつける単独首位に躍り出た。
「今日はどうなるか予想できなかった。だからいいプレーを心がけ、1ショット、1ショットに集中して、上の順位に行くことを目標としていた。このコンディションで64を出せたから、今年最高のラウンドのひとつだね」と、いつもの甲高い声で2日目を振り返り、週末を見据える。
大会前の2週間を故郷、南アフリカでゆっくりと過ごし、今大会からのシーズン終盤に備えたエルス。現在、ビジェイ・シン(フィジー)、タイガー・ウッズ(米)に続く世界ランク3位だが、優勝すればタイガーを捕らえて2位に浮上するとあって、ピタリと照準は定まっている。
そのタイガーは、この日も大会前からの背中痛と付き合いながらのプレー。だが、そこに気まぐれな天気が、容赦なく襲いかかる。前半、3バーディで通算7アンダーとした時には、首位に1打差まで迫ったが、後半19パットとグリーン上で苦しんで失速。エルスに5打差の9位タイにとどまった。
「4つのホールでいつもよりグリーンに時間をかけなくてはならなかった」と、疲れた表情のタイガー。忍耐強い戦いが続く。
日本勢は、丸山茂樹が4バーディ、2ボギーで2つスコアを伸ばし、通算4アンダー18位タイとまずまずの位置につけているが、片山晋呉は、通算11オーバー。出場68人中最下位から這い上がれずにいる。