ライダー・カップ出場へ最後の争い

USPGAツアー


 今季最後のメジャー、全米プロゴルフ選手権(ウィスコンシン州コフラー、ウィストリング・ストレイツ)は、同時に9月のライダー・カップ(現地時間17〜19日、ミシガン州デトロイト、オークランドヒルズCC)出場を巡る熾烈な戦いにもなっている。  米チームは、大会終了後の同カップポイント上位10選手が自動的にメンバーとなり、それを逃しても活躍次第では主将推薦の2人になれるとあって、可能性のある選手は目の色を変えている。数字的には34人に出場のチャンスが巡ってくるため、無欲でいられるはずもないのだ。  ランキング10位前後のボーダーライン上の選手達は特にそう。先週のジ・インターナショナルで最終日の上がり2ホールでバーディを奪い、単独5位になった50歳のジェイ・ハースがランク10位と圏内に上昇。これを受けて同11位になったジェリー・ケリーは「人生で家族の次に大事なのはライダーカップに出ること」と言っており、巻き返しを図っている。  同13位のジェフ・マガートは、95年に圏外から全米プロで4位タイになり、土壇場でチーム入りしてライダー・カップ初出場。99年には逆に同10位にいながら全米プロで予選落ちし、他選手の結果待ちを余儀なくされている。この時は、優勝争いしていたボブ・エステスが、マガートを蹴落としそうになったのだが、最後の最後で連続ボギーを叩いて同11位に終わり、マガートは何とか出場権をもぎ取った。ただ、今年は、双子を妊娠中のミッシェル夫人の出産のため全米プロ出場を断念。主将推薦にすべてを賭けている。  もちろん同20位のジョン・デイリーからも目が離せない。逆転で10位以内に入るには、全米プロで優勝か2位になるしかないのだが、91年に優勝した実力と好調さがある。加えて、「俺が入れば素晴らしいチームになる。そりゃ選んで欲しいけど、ハル(・サットン主将)の決めることだから。選ばれれば準備はできている」と、自信満々に語っておりサットン主将も迷っているのは間違いない。  いずれにしてもメジャーの舞台で同時に争われる名誉ある戦いへの切符だけに、数々のドラマが生まれるのは間違いなさそうだ。

(c) 2026 Enetpulse Limited
(c) 2026 Kyodo News Digital Co., Ltd.

[AD]

ゴルフニュース一覧