不動、通算30勝達成! 史上6人目の永久シード権獲得

LPGAツアー


 女王・不動裕理が、わずか27歳で新たな勲章を手に入れた。

 国内女子ツアー、ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント(北海道、アルペンGC美唄コース)は25日、最終ラウンドを終了。4年連続賞金女王で永久シード権獲得の通算30勝まで後1勝としていた不動が、1オーバー74で回り通算2オーバーで今季5勝目を挙げた。これで不動は99年の伊藤園レディスゴルフトーナメントから数えてツアー通算30勝目。史上6人目の永久シード選手となった。

「安全にいったのが良かった」と言う不動は、ここまでの2日間どおりこの日も安定したショットとパットを披露。強風が吹きアンダーパーが1人という難コンディションの中、1バーディ、2ボギーの1オーバー74とスコアを1つ落としたものの、粘りを見せサバイバルレースに生き残った。

「30勝まではあっという間でした。1勝目までの方が長かったと思います」。確かにそうかも知れない。96年にプロ入りすると97年の再春館レディースでデビューした。99年の初勝利まで約2年半を費やすと、そこからは00年6勝、01年4勝、02年4勝。他を寄せ付けぬ強さを見せつけ勝ち星を増やしていった。そして昨年の10勝と今季の5勝を合わせて通算30勝。樋口久子、岡本綾子ら史上5人しか成し遂げていない記録をわずか8年弱で達成した。

「あまり実感がないですね」。偉業達成にも普段の淡々とした調子は変わらない。しかし、今後については「永久シードの選手は、10年、20年の長い期間でプロゴルフを支えていく。もっと大きく精神的に成長しないといけないと思います。これで落ちたらただの選手」と口元を引き締めるあたりは女王の貫禄。「行ける時には行きたい」と海外トーナメントへの出場も増やすつもりのようだ。

 女子ゴルフ界は宮里藍やアマチュアの横峯さくら(通算13オーバー26位タイ)ら10代の活躍が目立つ。そして今大会では最終日最終組で14歳の金田久美子(通算6オーバー3位タイ)と優勝を争った。「(金田を)アマチュアとは見ていませんでしたが、競っている時は(金田に)優勝されると私がプロの意味がなくなるので勝ちたかったですね」。淡々とした中にも時折、女王としてのプライドを見せる。そして「あと5年くらいで実力のあるアマチュアがプロになる。追いつかれないように頑張りたい」とこの1年半で15勝した女王は、これからも頂点に立ち続けることを心に誓った。

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