不動、逆転優勝で賞金女王に! 

LPGAツアー


 不動裕理が女王の実力で逆転勝利を飾り、5年連続賞金女王を決めた。

 国内女子ツアー最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは28日、宮崎県の宮崎CCを舞台に最終ラウンドを行い、2打差2位タイでスタートした不動が1アンダー71で回り、2オーバー74とスコアを落とした宮里藍を逆転。通算2アンダーで今季7勝目を挙げるとともに5年連続賞金女王に輝いた。

 最後に崩れないのが、女王の強さだった。この日は、1番でいきなりボギーを叩き苦しいスタートを切ると、13番までに4バーディ、1ボギーと3つスコアを伸ばし、ショットが定まらない宮里に1打差に迫った。しかし続く14番で、わずか60センチのパーパットを外す“らしくない”ミスでボギー。このホールをダブルボギーとした宮里を逆転できず、トップタイで上がり4ホールに突入した。

 そして迎えた17番。ティーショットを右に曲げ3オンした宮里に対し、不動のセカンドはピン左60センチにつけるスーパーショット。ところが、14番に続いてこのショートパットもカップに蹴られ、結局このホールパー。不動は、宮里がボギーを叩き通算1アンダーとなったため、辛くも逃げ切り5年連続賞金女王を決めた。

 宮里が優勝し、不動が7位タイ以下なら宮里の逆転賞金女王を許すところだった。そして初日から最終日まで2人が同組となり、女王争いがさらにヒートアップ。最終日は7,402人の大ギャラリーが集結し、2人のワンショット、ワンショットに熱い視線を注いだ。そんな中でのプレーに不動は、「疲れました。練習ラウンドからテレビとカメラがいて。4日間(宮里と)一緒だから、さらに(カメラが)増えて…。それに彼女もいいプレーをするし、私もついていかなければいけないし、…疲れました」と疲労困憊の様子。そして「宮里さんが優勝するより、私が優勝する確率は低かったと思うので、私にとって奇跡でしたね、今回の優勝は」と苦しみながらの勝利を振り返った。

 しかし今季は永久シードを手にしたほか7勝を挙げ1億4,277万4,000円を獲得。宮里など若手の台頭が著しいが、ツアーNo.1の練習量で女王の座を譲ることはなかった。「ブームと本当に人気があるのとは違う。今年はブームで終わったけど、来年からどうするかが大切。私たちはいいプレーをすることが大事」。周囲の雑音に惑わされずボールを打ち続ける限り、不動の時代はまだまだ続きそうだ。

 一方、逆転賞金女王を狙った宮里は4番でセカンドショットが直接カップインするイーグルを奪い独走態勢に入るかと思われたが、後半で4オーバー40とスコアを崩し後退。大場美智恵と並び1打差の2位タイで今季のツアー競技を終了した。

 そして宮里は「後半に力が入ったけど、よく頑張ったと思います」と激動のシーズンの締めくくりとなったラウンドを振り返ると「今年は流れが良かったし運もあった。来年もこうなるか分からないけど一生懸命頑張りたいと思います」と早くも来季への抱負を語っていた。

 その他、4位タイに大塚有理子、山口裕子が続き通算イーブンパー。6位には通算1オーバーで福嶋晃子が入った。

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