S.ガルシア足踏、A.フォーシスが奪首

欧州ツアー


 雷雨による中断が明暗を分けた。

 欧州ツアー今季最終戦のボルボ・マスターズ(スペイン、ソトグランデ、クラブ・デ・ゴルフ・バルデラマ)は現地時間の30日、第3ラウンドの競技を行ったが、午後になって雷雲が近づき1時間半近い中断を余儀なくされた。

 その中断で明暗を分けたのは、2日目終了時点でトップのセルヒオ・ガルシア(スペイン)と2位のアラステア・フォーシス(スコットランド)の2人。ガルシアは中断を挟んだ12番、13番で連続ボギーを叩き一歩後退。対するフォーシスは、13番のバーディで抜け出し、14番でボギーを叩いたが上がり3ホールでも2バーディを奪ってスコアを通算9アンダーまで伸ばし、単独トップで3日目の競技を締めくくった。

「12番のボギーで流れが悪くなった。でも今日はアラステア(フォーシス)のプレーを褒めるべき。パッティングが素晴らしかったし、いいプレーを見せてもらった」と3打差の2位タイに後退しながら相手のプレーを讃えたガルシア。地元開催の最終戦だけに、誰よりも勝ちたい気持ちは強いはず。最終日は起死回生の逆転を狙い、耐えて粘って勝利を目指す。

 一方、上位がスコアメイクに苦しむ中、4アンダー67をマークしトップに立った28歳のフォーシスは「こんな大舞台で最終日をトップで迎えた経験がないから、きっと明日は緊張するだろうね。守るところはしっかり守り、攻めどころがきたら一気にバーディを狙う作戦で行きたい」と決意を新たにした。2年前マレーシアで1勝しているが、それ以来勝利はなく、久々のビッグチャンスにやや緊張の面持ちだった。

 ガルシアと同じ2位タイに人気者、イアン・ポルター(英)がつけ、最終日はこれからのゴルフ界を背負って立つ20代のプレーヤーが3人(フォーシス、ガルシア、ポルター)揃い踏みすることになる。天候が懸念されるが、スペインのギャラリーを熱狂させる展開になることは間違いなさそうだ。

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