S.ガルシア、トラブル発生も首位キープ

欧州ツアー


 セルヒオ・ガルシア(スペイン)があわや失格の危機を乗り越え首位を守った。

 欧州ツアー今季最終戦ボルボ・マスターズ(スペイン、ソトグランデ、クラブ・デ・ゴルフ・バルデラマ)は現地時間の29日、第2ラウンドの競技を終了。初日トップに飛び出したガルシアが2つスコアを伸ばし、通算6アンダーで単独首位を堅守。

 しかしこの日のガルシアは3番パー3でトラブルに巻き込まれた。ティーショットが林の中に消えOB、あるいはロストボールを覚悟した彼は、ティーグランドから3打目となる暫定球を放った。そしてそのままグリーン上のボールを2パットで沈めダブルボギーの『5』と申告。ところが1打目(本球)があとになって林の中で見つかり、あわや失格かと一瞬ヒヤリとする場面があった。もしガルシアが1球目がそこにあることを知りながら、故意に暫定球でプレーを続行した場合は失格となる。しかし本人はもちろん500人ものギャラリーがその場にいながら、誰もそのボールの存在を事前に確認していないことから、不測の事態と競技委員が判断し申告通り3番ホールのダブルボギーが認められホッと胸をなで下ろしたガルシア。難コンディションの中、この運を足掛かりに決勝ラウンドでの健闘を誓った。

 しかしこの日の主役は地元の星ガルシアではなく、今季ライダーカップデビューを飾ったイアン・ポールター(英)。ガルシアと同組でプレーしたポールターはこの日ただひとりノーボギーの4アンダー67をマーク。アラステア・フォーシス(スコットランド)と並び、ガルシアに1打差の2位タイに浮上。派手なウェアや言動で人気上昇中のポールターだが、今シーズンは健闘しながら現在まで未勝利に終わっている。人気先行と言われないためにも最終戦で優勝の2文字を狙いたい。

 一方ガルシア以上のトラブルに遭遇したのがダレン・クラーク(北アイルランド)だ。クラークはこの日16番終了時点でガルシアを抜き首位に立ったが、17番パー5でグリーン手前の池に何度もつかまり痛恨の『11』の大叩き。そのホールだけでトップから一気に25位タイに転落した。バルデラマの17番は97年のライダーカップでタイガー・ウッズ(米)がグリーン上のボールをパットした際、それが池に転がり込み惜敗を喫したり、ニック・プライス(ジンバブエ)が00年に『8』を叩いて話題になったこともある、いわく付きのホール。それにしてもクラークにとって『11』は悔やんでも悔やみきれない出来事となった。

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