V.シン5位タイ浮上! T.レーマン、今度こそVへ
USPGAツアー
4年ぶりの優勝を狙うトム・レーマン(米)の前に世界ナンバー1プレーヤー、ビジェイ・シン(フィジー)が立ちはだかる。
米男子ツアーのフナイ・クラシック(フロリダ州レイク・ブエナビスタ、ディズニーズ、マグノリア&パームC)は現地時間の23日、第3ラウンドの競技を行い、この日5アンダー67をマークしたレーマンが3試合連続で3日目終了時点でのトップ(タイ)に躍り出た。通算17アンダーでレーマンとともに首位に並んだのは、ツアー未勝のブライニー・バード(米)。
全英オープンチャンピオン(96年)のレーマンは、この日イーグルを2つ奪う派手なゴルフで前日の2位から1つ順位を上げ、いよいよ勝利の瞬間に一歩近づいた。復調のきっかけを作ってくれた長尺パターを武器に「万年2位脱却」をはかる。
そしてバードも特別な思いで最終日を迎えている。昨季は好調で上位30人しか出場できない最終戦のザ・ツアー選手権にも出場したが、今季は現在賞金ランク104位と低迷中。前週優勝したブレント・ガイバーガー(米)同様、バードも2世プロ。父・ブッチはツアー2勝の実績を持っており、父の足跡を踏襲するためにも、そろそろ勝利が欲しいところだ。
かたや4年ぶりの優勝を狙うレーマンと、念願の初優勝を目論むバード。だがその2人がもっとも警戒しなければならない相手が、3打差の5位タイに浮上してきた。今季すでに8勝を挙げ、史上初の年間1000万ドル(約11億円)プレーヤー目前のビジェイ・シン(フィジー)だ。前日は28位タイまで後退したが、この日はショットが冴え7アンダー65の快進撃。ほぼすべてのバーディパットが4メートル以内なのだから、いかにショットが良かったかがうかがえる。
「今日はちょっとバーディを取り過ぎちゃったかな? まだ明日18ホールあるのに、予定バーディ数が打ち止めだと困るんだけど」とおどけるシン。しかし、「でもこの位置(3打差5位タイ)まで来られて良かった。3打差は(優勝)圏内だから」と言うからには、勝算は大いにありということだろう。
その他首位に1打差の単独3位にスコット・バープランク(米)、通算15アンダー単独4位に現在シードぎりぎりの賞金ランク123位につけるキャメロン・ベックマン(米)がつけている。予選を通過した選手のうち、この日オーバーパーをマークしたのはわずか9人だけ。最終日はバーディ合戦を制したものが、タイトルを手中に収めることになりそうだ。なお田中秀道、宮瀬博文の両選手は予選で姿を消している。