嵐の中V・シン苦戦、復調D.デュバル好発進

USPGAツアー


 激しい降雨と強風のためスタートが5時間遅れる最悪の事態の中、復活の兆しが見えるデビッド・デュバル(米)が順調なゴルフを披露した。

 米男子ツアーのベル・カナディアン・オープン(カナダ、オンタリオ州グレン・アビーGC)は現地時間の9日、第1ラウンドの競技を行ったが、荒天のためスタートが大幅に遅れ半数以上の選手がホールアウトできないまま(スタートすらできない選手が4人)日没サスペンデッドが決定。翌10日に続きが行われることになった。

 そんな中、前週のドイツ銀行選手権で15か月ぶりに予選を通過し、13位タイに入ったデュバルが4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー71にスコアをまとめ、暫定23位タイとまずまずのスタートを切った。ここ2年、スランプのどん底に喘いでいたデュバルがパープレーで初日を終えたことも画期的だが、それ以上に印象的だったのがラウンド後のコメント。

「いいゴルフができたし、ショットの状態は完璧なんだ。それなのにこんなスコアしか出せないなんて、全然ダメだね。満足できないよ。ショット的には今の僕以上にいいボールを打っている人間はビジェイ(シン)ぐらいしかいない。さすがにビジェイはいいボールを打つ。でも僕だってそのレベルまで戻って来ているんだ」と、つい最近まで予選通過すらできなかった選手とは思えない強気の発言。そこには世界ランク1位だった頃の自信家の姿が戻っていた。

 一方デュバルに「いいボールを打つ」と言われた世界ランク1位のビジェイ・シン(フィジー)は最悪のコンディションに翻弄された。スタートしたのが午後6時近かったのだから同情を禁じえないが、出だし直後の11番では林から池に打ち込み、そこから今度はグリーンをオーバーさせトリプルボギーを叩く大乱調。その後バーディとボギーを1つずつ打ち、サスペンデッドが決まった5ホール終了時点で3オーバー暫定115位タイと出遅れた。

 暫定トップは46歳のベテラン、ジョーイ・シンドラー(米)でスコアは5アンダー66。2打差の暫定2位にパット・ペレズ(米)が続き、さらに1打差の暫定3位タイにイエスパー・パーネビック(スウェーデン)、デビッド・サザーランド(米)他がつけている。また地元出身のマイク・ウィアー(カナダ)は6番終了時点で1アンダー暫定9位タイ。今週から用具(クラブ&ボール)一式を新しくキャロウェイ社のもので臨んだフィル・ミケルソン(米)は8番でダブルボギーを叩くなど不調で、4オーバー75を叩き暫定125位タイと大きく出遅れた。

 日本勢は宮瀬博文が6オーバー77の暫定135位タイの苦しいスタートを余儀なくされ、田中秀道はスタート時間にコースに現れず棄権した模様。

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