メジャー4戦連続惜敗に疲れが出たE.エルス
USPGAツアー
さすがの“ビッグイージー”も疲れたようだ。マスターズでは、勝ったと思った試合を最後の最後でフィル・ミケルソン(米)に逆転されて1打及ばず、全米オープンでは最終組から自滅して9位タイ。全英オープンはプレーオフでトッド・ハミルトン(米)に敗北。全米プロゴルフ選手権でもプレーオフに1打足りない4位タイに終わった直後のNEC招待は、世界ランク1位の座につくチャンスだったが、力尽きてしまった。
4日間連続のオーバーパーを叩いて通算13オーバー。メジャー以外では強風が吹き荒れた95年ツアー選手権以来となるワーストスコアで、出場75選手中65位タイに終わった。惨敗に「残念だけど今週は今週だよ。もし(全米プロの直後ではなく)もう1週後だったら、もう少しはマシだったんだけど」とため息をついた。
無理もない。今季、エルスのメジャーでの活躍は誰よりも素晴らしかった。けれどいずれも優勝にはあと一歩、届かなかった。「メジャー3戦で(プレーオフでのショットも含めて)3ストローク足りなかった」と、苦笑するが、まさにその通り。他の選手なら、最終日に2イーグルの67で回りながら、最後の最後でグリーンジャケットをさらわれたマスターズだけで、当分は立ち直れないところを、ここまで頑張ったのはビッグイージーだからこそだ。
それでも、さすがにこれだけ続くと辛かったようだ。「本当に惜しかった。今年はずっと頭の上にハンマーがあったみたいな感じ。毎回、自分をそこから救い出さなくちゃならなかったんだ」と、苦悩を打ち明ける。
だが、それでも立ち直るのがエルスの強み。今週は休んで家族と過ごし、リフレッシュする予定。「今年、何が起こったかなんて忘れたいよ。フレッシュな気持ちでスタートしたいんだ」と言い切り、ビッグ・イージーらしい笑顔を見せており、再び立ち上がってくれるに違いない。