V.シン単独トップ! メジャー通算3勝目に王手

USPGAツアー


 ビジェイ・シン(フィジー)がツアー通算20勝目、メジャー3勝目に王手をかけた。

 今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権はミシガン湖のほとり、ウィスコンシン州コフラー、ウィストリング・ストレイツ、ストレイツCを舞台に現地時間の14日、第3ラウンドを終了。2年連続賞金王を狙うシンが3アンダー69をマークし通算12アンダーで単独トップに立った。

「自分のプレーに満足しているよ。このため(メジャーで優勝争いするため)に普段のハードなトレーニングや練習に耐えているんだから」と00年のマスターズ以来、4年ぶりのメジャー制覇に自信をのぞかせるシン。というのも3日目を終えて首位、または首位タイで最終日を迎えた場合、ここ7試合連続で優勝を飾っているから今回も勝利の方程式が整ったというわけだ。

 1打差の2位にはジャスティン・レナード(米)、4打差の3位タイにはアーニー・エルス(南ア)、フィル・ミケルソン(米)らメジャーチャンピオンが控えているが、「彼らは明日、(優勝するために)少なくとも僕より良いスコアで回らなくてはならない。それは結構大変でしょ」と自らがいかに有利かをアピール。タイガー・ウッズ(米)が予選通過したため、今大会に優勝してもシンが即世界ランク1位に上り詰めることはできないが、念願のプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(最優秀選手賞)を確実にするためにも、このタイトルは何としても奪取したい。

 一方、12番で2メートルのバーディパットを沈めた時点ではシンを2打リードしていたレナードは、距離の長い15番と18番のパー4でスコアを落とし2位に止まった。それでも、「明日は楽しいゴルフができそう。ビジェイは素晴らしいプレーヤー。世界でトップ中のトップのひとりと、こうしてサシで勝負できるんだから幸せだね」と表情は明るい。最終日は「パットが勝負を決める」と言うシンと、「この難コースをどう攻略できるかが鍵」と言うレナードの息詰まるマッチプレーが見られそうだ。

 また4打差とはいえメジャー制覇に執念を燃やすエルスも「このコースでは何が起こるかわからない」とまだ優勝を諦めていない。しかし前日ヒヤヒヤの予選突破を果たしたタイガーは、「今日、60台半ばを出していれば(優勝の)チャンスはあったんだけど…」と通算3アンダー25位タイの現状に白旗モード。前半4つのバーディを奪ったときには“タイガーチャージ”を期待させたが、後半スコアを伸ばせず、2日目連続の『69』がやっと。これで事実上、今季タイガーのメジャー無冠が決定した。

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