タイガー予選落ちの危機! E.エルス執念の2位タイ発進

USPGAツアー


 タイガー・ウッズ(米)がいきなり予選落ちの危機に立たされた。

 今季メジャー最終戦の全米プロゴルフ選手権(ウィスコンシン州コフラー、ウィストリング・ストレイツ、ストレイツC)が現地時間の12日開幕。初日のこの日2年2か月ぶりのメジャー制覇を狙うタイガーが大乱調。3オーバー75を叩き首位のダレン・クラーク(北アイルランド)に10打差の104位タイと大きく出遅れた。

「出だしは良かったけれど、そのあとチョットしたトラブルに巻き込まれたね。でもパットが普段通りに入ってくれていればアンダーパーでもおかしくなかった」と緊急事態にも冷静を装ったタイガー。インスタートの10番で幸先良いバーディを奪いながら、11番パー5ではティーショットをダグフックさせ左のラフへ。そこからの第2打をわずか100ヤード先のさらに深いラフに打ち込み、4打目でグリーンに乗せて3パットのダブルボギー。続く12番を1.2メートルのパットがカップに蹴られてボギーにすると、13番もパーオンできずボギー。わずか4ホールで3オーバーと波乱の幕開けとなった。

 14番の373ヤードと短いパー4では1オンに成功してバーディを奪うも、流れを変えることはできず、アウトでさらに3つボギーを叩き乱調のままメジャー1日目を終了した。もしここで予選落ちをすれば、331週連続キープしていた世界ランク1位の座を明け渡すことになるのは必至。第2ラウンドはタイガーにとってまさに正念場の1日となる。

 一方、ライバルたちの表情は明るい。今季マスターズ、全英オープンで惜しくも2位となり世界ランク1位の座よりもメジャー勝利に執念を燃やすアーニー・エルス(南ア)はパー5とパー3でそれぞれ3個のバーディを奪う快調なゴルフで6アンダー66を奪取。ジャスティン・レナード(米)と並び首位に1打差の2位タイをゲットし、「午前中は練習ラウンドとは風向きも違ったし、あまり(風が)吹かなかったのもラッキーだった。もっとスコアメイクに苦労すると思ったんだけど、こんなに(スコアが)伸びるとは思わなかった」と意外そうな表情を浮かべながらも、絶好のポジションに笑顔がこぼれる。

 また現在賞金ランク1位を走るビジェイ・シン(フィジー)も5アンダー67、4位タイの好発進を見せ、マスターズチャンピオンのフィル・ミケルソン(米)は3アンダー69、17位タイとまずまずの位置につけている。「初日に優勝することは出来ないが、負けることは出来る」とはよく言われることだが、ライバルたちの活躍を尻目にタイガーは早くも初日で今季メジャー無冠を決めたようなもの。虎ファンにとっては、一抹の寂しさを覚えるメジャー初日と相成った。

 ディフェンディング・チャンピオンのショーン・ミキール(米)は5オーバー77、129位タイ。デービス・ラブIII(米)が7オーバー79で144位タイと大きく出遅れたほか、タイガー、シンと同組でプレーしたジョン・デイリー(米)が9オーバー81を叩いて最下位の154位タイに沈み、これでライダー・カップ出場の夢がほぼ絶望的となった。

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