お兄ちゃん、地元で勝った! 宮里聖志がツアー初優勝
JGツアー
宮里藍の長兄・聖志が地元でツアー初優勝を飾った。
国内男子ツアーとアジアンツアーが共催するアジア・ジャパン沖縄オープンは、沖縄県の那覇ゴルフ倶楽部で19日、最終ラウンドを行い、18位タイからスタートした宮里が7アンダー64で回り通算14アンダーで逆転優勝した。
「優勝は考えていなかった。スタート前は(目標が)6アンダーで10位以内」と無欲で臨んだ宮里が、8打差から大逆転した。この日は1番、2番でバーディを奪い波に乗ると、8番から4連続バーディを奪取。14番でも1つスコアを伸ばし通算14アンダーとした。16番でセカンドショットをグリーン手前のバンカーに入れボギーとしたが、17番パー3で「絶対入れてやろうと思った」10メートルのロングパットを決め再び通算14アンダーに。上位陣のスコアが伸び悩み、優勝が現実味を帯びてきた。
そして通算14アンダーのチャーリィ・ウィ(韓)が17番でボギーを叩き1打後退すると単独トップへ。ジーブ・ミルカ・シン(インド)が17番パー3でバンカーからチップインバーディを奪い再びトップで並んだが、18番をボギーとし先にホールアウトしていた宮里が大逆転勝利を収めた。
優勝が決まった瞬間は、弟の優作と抱き合い喜びを爆発。終始笑顔だったが、両親の顔を見ると涙がこぼれた。「(3人兄妹で)僕は特に苦労かけた。(優勝は)親父とお袋のお陰ですよね」。テレビ放送のゲストレポーターを務めた藍も加えて、家族で喜びをかみ締めていた。
昨季は賞金ランク75位で来季のシード権を逃し、今月6日に終了したファイナル・クォリファイング・トーナメントに出場。16位に入り今季前半戦のほとんどに出場できることになっていた。ところがこの優勝で3年シードをゲット。「(3年シード獲得の報に)本当!? すげー。オフに身体を締めて、来年あと1-2勝したいです」。昨季は、妹の藍がプロ入り後のツアー初Vを地元開幕戦で飾り快進撃を見せた。そして宮里も地元開幕戦でツアー初勝利。来季は宮里が男の、そして兄の意地を見せてくれるはずだ。
2位タイには、3日目を終わって単独2位だった加瀬秀樹の他、倉本昌弘、小山内護らが入り通算13アンダー。優作は3アンダー68をマークし通算3アンダー56位タイだった。ディフェンディング・チャンピオンの谷原秀人は、通算6アンダーで38位タイ。