タイガー遂に首位奪取! J.ハースと一騎討ち
USPGAツアー
眠れる獅子タイガー・ウッズ(米)がやっと本領を発揮し始めた。
米男子ツアー今季最終戦、ザ・ツアー選手権は現地時間の6日、ジョージア州アトランタのイーストレイクGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。賞金ランク上位30人のみに出場が許される大会で、タイガーが首位に並び主役に返り咲いた。
この日のタイガーは、出だしの1番こそ3パットのボギーを叩いたものの、その後順調にスコアを伸ばし6バーディ、1ボギーの5アンダー65でフィニッシュ。通算9アンダーとし、初日から首位を守っているジェイ・ハース(米)とともにトップタイに浮上した。
「明日は仲の良いジェイ(ハース)と一緒の組で回ることができるんだから、きっと楽しいラウンドになるだろう。いいショットを打って、パットを決める。スコアをどんどん伸ばして行きたいね」とかつてのポールポジションゲットに表情も明るいタイガー。54ホール終了時点で、首位または首位タイにつけた場合の勝率は、33分の30と圧倒的だ。ただ、破れた3回のうち1回が、00年にこのイーストレイクGCでフィル・ミケルソン(米)に逆転されたものと、やや不吉ではある。
しかし、「スイング改造はほぼ完成の域に達している」と言うタイガーが、有利であることに違いはない。優勝から遠ざかっているこの9か月、ファンにとっては9年にも感じられるほどの長いトンネルから、ようやくタイガーが光明を見つけ抜け出そうとしている。
一方のハースが優勝すれば、93年のH・E・Bテキサスオープン以来実に11年ぶりの快挙。しかも史上5番目となる年長者V記録を作ることにもなる。「今日は出だし全く調子に乗れなかったけれど、後半に盛り返すことができて良かった。明日は緊張してガチガチになるのではなく、人生最良の瞬間だと思って楽しみたい。こういう状況でプレーすることがゴルファー冥利に尽きるのだから。とにかくベストを尽くすことにするよ」とベテランらしく落ち着いたコメント。
ハースがツアー初優勝を飾ったとき、タイガーは2歳。93年に勝ったときは、タイガーは17歳だった。親子ほども年の違う2人が、明日は久々の優勝を賭けて凌ぎを削る。
その他、4打差の3位タイにマイク・ウィアー(カナダ)、レティーフ・グーセン(南ア)、スティーブン・エイメス(トリニダードトバコ)が続き、前日18位タイと低迷していたフィル・ミケルソン(米)が、この日3つスコアを伸ばし通算イーブンパーでセルヒオ・ガルシア(スペイン)らと並び9位タイに浮上。ビジェイ・シン(フィジー)は、通算2オーバー16位タイに止まっている。