今季8勝のV.シン、目標を10勝に設定!
USPGAツアー
世界ランク1位のビジェイ・シン(フィジー)が、残り3試合となった米ツアーで伝説の人に追いつこうとしている。
現地時間21日開幕のフナイ・クラシック(フロリダ州レイク・ブエナビスタ、ディズニーズ・マグノリア&パームC)で連覇に挑むシンは、今季すでに8勝しているが、そのうち5勝がここ6戦でのもの。絶好調で臨む終盤戦は、50年以上(1950年にサム・スニードが11勝)破られていない年間10勝以上という記録に期待がかかっている。
「10勝? 達成できればいいね。このまま波に乗って、最後に何が起こるか見てみたいよ」とシンは白い歯を見せるが、実はこれこそ真の“タイガー越え”への挑戦となる。年間勝利数は、1945年にバイロン・ネルソン(米)が達成した18勝が最多記録。ベン・ホーガン(米)が、翌46年に13勝してこれに続いている。
現役プレーヤーでは、2000年にタイガー・ウッズ(米)が達成した9勝が最も多く、選手層が厚くなった今日では、もうこの記録は破られないのではないかとまで言われてきた。ところが、今季後半戦に入って好調のシンがこれに肉迫。残り3試合全てに勝てば、スニードの持つ歴代3位の記録に並ぶ可能性すら残している。
米ツアーだけでなく、欧州に渡ることも多いシンは、今年すでに米ツアーの26試合でプレーしているが、得意な大会が続くこともあって残り3試合すべてに出場する予定。今大会はディフェンディング・チャンピオン、来週のクライスラー選手権は昨年2位。そして最終戦ザ・ツアー選手権は出場選手が少ないとあって、いずれも優勝のチャンスがあると思うのは当然だろう。
さらにシンにとって幸いなことは、今大会にシン以外の世界ランク10位以内の選手は出場しない。相手にするのは、田中秀道のように初優勝やランク30位以内に入って最終戦出場を狙う選手、そして宮瀬博文のように来季出場権に向かって必死の者ばかりだ。圧倒的に有利な条件の下、シンの記録への挑戦が始まる。