米ツアーが神経を尖らせる裏ギャラとは!?

USPGAツアー


 試合に出場することでお金をもらうアピアランスフィー(ギャラ)を禁止している米ツアーで、表面化しない形の“裏ギャラ”が問題となっている。

 同ツアーは、各トーナメント、各選手の平等を図る意味で、アピアランスフィーを禁止しているが、ギャラリーを集められる目玉選手に出場して欲しいのはどの大会も同じ。そのため、形こそ違うが、実態はアピアランスフィーのような契約が噂され、どうすることもできないのが実情だ。

 例えば、もっとも集客力のあるタイガー・ウッズ(米)はチャリティー活動に熱心で、自らタイガー・ウッズ・ファウンデーションを主宰して、学校まで作ってしまうほど。こうなると、活動にはスポンサーが必要で、こちらがらみの契約ができてくる。

 ビジェイ・シン(フィジー)と優勝争いを演じて敗れたドイツ銀行選手権のスポンサーは、大会で発生した寄付金の主な寄贈先をタイガー・ウッズ・ファウンデーションにしており、この関係でタイガーは昨年から出場を続けている。

 また、4つものトーナメントの冠スポンサーとなっている自動車メーカーのビュイックもタイガーと契約。今年始めに更新した契約は5年間のものだが、こちらも毎年、4つのうち2試合にはタイガーが出場している。

 ツアーのチーフ・オブ・オペレーションズ、ヘンリー・ヒューズ氏は「トーナメントのスポンサーと個人的に契約している選手は何人かいるが、契約に大会出場という言葉を入れさせてはいない。選手にとってそういった契約はいいビジネスになるだろうが、契約と試合を一緒にすることは許さない」ときっぱり。だが、裏を返せば、契約に明記していない場合には問題なしとも取れるため、どうすることもできないのが実情のようだ。

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